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高血圧症について

自覚症状がないからこそ、適切な管理を

「数値が高い」と指摘されたら、それは血管への負荷のサインかもしれません。高血圧は、放置すると血管に負担がかかり続け、脳卒中や心筋梗塞といった重大な疾患を引き起こす要因となります。自覚症状が少ないからこそ、早期から適切な血圧コントロールを行うことが、将来の健康を維持するために重要です。

1. 高血圧の怖さは「無症状」で進行することにあります

血圧が高くても、自覚症状を感じる方は多くありません。しかし、無症状のままでも血管の柔軟性が失われる「動脈硬化」が進行し、以下のような合併症のリスクを高めることが知られています。

  • 脳への影響: 脳出血、脳梗塞、認知症など

  • 心臓への影響: 心不全、心筋梗塞、狭心症など

  • 腎臓への影響: 慢性腎臓病(進行すると透析加療が必要になる場合もあります)

2. 当院の治療方針:お一人おひとりに合わせた血圧管理

「一度薬を飲み始めたら一生やめられないのではないか」という不安をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。当院では、患者さんの生活環境やご意向を尊重し、以下のアプローチで治療をご提案します。

  • 「家庭血圧」を重視した診断: 診察室では緊張から数値が高くなる(白衣高血圧)こともあります。ご自宅でリラックスした状態の数値を参考に、治療の必要性を慎重に判断いたします。

  • 適切な薬物療法: お体の状態や合併症のリスクに合わせ、医学的根拠に基づいたお薬を選択します。前院長から継続されているお薬がある場合は、これまでの経過を尊重しながら、必要に応じて調整・継続を行います。

3. 「なかなか下がらない血圧」と睡眠の関係

「薬を服用していても血圧が十分に下がらない」「夜中に何度も目が覚める」という方は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)が背景にあるかもしれません。 夜間に呼吸が止まり、体が一時的な酸素不足になると、交感神経が刺激されて血圧が上昇する一因となります。当院では、内科・呼吸器の知見から、睡眠の質も含めた多角的な視点で高血圧の原因を検討し、改善を目指します。

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